ここでは、血糖値が上がる原因になる良くない生活習慣と、それを改善するための工夫を解説しています。

生活が乱れると血糖値も乱れる

普通の人でも食事の後には血糖値が上がりますが、インスリンが正常にはたらいていれば、上がった血糖値はエネルギーに変換されて元の状態に戻ります。このインスリンが正常に働かなくなってしまうと、血液の中に糖分があふれて高血糖になり、やがて糖尿病などへと移行してしまいます。

インスリンの働きが弱まる原因の多くは、普段の生活習慣の乱れにあると考えられています。原因と考えられている良くない生活習慣には、どのようなものがあるか見てみましょう。

血糖値が上がる原因になる生活習慣

食べ過ぎ

食べ過ぎによるカロリーの過剰摂取は体内脂肪を増やし、インスリンの働きを弱める原因になってしまいます。

アルコールの飲み過ぎ

アルコールは適量であれば、むしろ身体を健康に保つのに良い働きをします。アルコールを飲んだ翌朝に血糖値を測ると、普通の空腹時血糖値より低くなっていることが多いそうです。

しかし、糖分を多く含むお酒やカクテル、またアルコールと共に摂取する食物の種類によっては、血糖値を上げたりインスリンの働きを阻害する原因になります。

食塩・脂肪のとり過ぎ

味が濃く脂の強いものを好んで食べる習慣は、確実に体内脂肪を増やして肥満や高脂血、高血糖の原因になります。

偏食・野菜不足

偏った食習慣は身体のバランスをくずして、ホルモン分泌などに異常が起こりやすくなります。野菜類をあまり食べないでいると、血糖値が正常な状態に保たれなくなる怖れがあります。

運動不足

運動不足は肥満の原因となり、血圧の上昇、血糖値上昇、コレステロールや中性脂肪の増加など生活習慣病を発症しやすくなります。

「血糖値改善の正しい運動法は?」のページで、効果的な運動法を紹介しています。参考にしてみてください。

喫煙の習慣

喫煙は呼吸器や循環器の機能を弱らせてしまうため、動脈硬化や高血圧、高血糖の原因を作ってしまいます。もちろん胃ガンや肺ガンの原因でもあるので、喫煙習慣はできるだけなくすように心がけるのが良いでしょう。

ストレス

強いストレスが胃の痛みにつながることは良く知られているように、精神的なダメージは肉体にも影響を及ぼします。過労やストレスなどが蓄積されると免疫力が下がり、血圧や血糖値が上昇することが最近の研究で明らかになっています。

睡眠不足

慢性的な睡眠不足になると、体の抵抗力が低下して糖代謝にも異常をきたすようになります。仕事で残業が多かったり、夜間の付き合いが多いなどの人は要注意です。

血糖値改善のための生活の工夫

腹8分目に好き嫌いなく食べる

食べ過ぎや偏食は身体の栄養バランスをくずし、中性脂肪を増やしてしまします。それによって、血液中の糖を減少させるインスリンの働きも弱まるので注意が必要です。食事は適度な量を品目多く食べるようにすれば、血糖値改善につながります。

アルコールは糖分に注意して飲む

甘いカクテルは糖分の過剰摂取になるばかりか、つい多めに飲んでしまうことで肝機能を壊すもとにもなります。糖分を含まない蒸留酒主体の飲酒に替えて、おつまみも糖質が少ないものを中心に選ぶようにしましょう。

調理を工夫する

市販の惣菜や弁当など出来あいのものや、外食での食事は味が濃いものが多く、カロリーも高い場合がほとんどです。好みの野菜や食材を用いて、調理方法に「茹でる」「蒸す」などの工夫をすることで、たくさんの栄養素をバランス良く摂取することも大事です。

サプリメントで有効成分を補給する

血糖値の改善に必要な成分を食事だけで補うのは難しいものです。不足している成分はサプリメントで摂取すれば、有効成分をバランスよく摂ることができます。